山の木ブログ

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ヤングケアラー問題について、社会福祉士が解説するよ~

こんにちは!社会福祉士&介護福祉士の山の木です!

 

今回は「ヤングケアラー」についてまとめてみました♪

 

  • ヤングケアラーって最近よく聞けど、詳しくは知らないんだよね。
  • 家族の介護をしてる高校生くらいの子たちだよね?
  • 私たちに何かできることはあるの?
 
・・・といった方でも、ヤングケアラーの事をしっかり理解できるような記事となっています。
「詳しく知りたい!」という方は、是非最後までご覧いただけると幸いです。
 
わたしのことについて↓↓

 

では、今回もはりきっていってみましょう♪

 

1.ヤングケアラーについて

①ヤングケアラーとは

心や体に問題のある家族の世話や家事を、日常的に行っている10代を中心とした子どもたちの事を指します。

 

例えばこんな子たち↓↓

  • 親の代わりに、小さい兄弟の世話をしている。
  • 病気等が原因で働けない親の代わりに、働いて生計を立てている。
  • 障害や病気の家族の介護(トイレや入浴)を日常的に行っている。
  • 問題のある親の代わりに、掃除や料理などの家事を毎日している。

 

最近メディアで取り上げられる事が増えたため、新しい社会問題化かと思われがちですが、実は1980年代末頃から問題視され始めていました。

今から40年近く前から始まっていると思うと、慢性的な社会問題と言っても過言ではないでしょう。

 

ちなみに山田太郎さんの名曲で知られる「新聞少年」は1965年頃の歌ですが、まさにヤングケアラーを象徴しているような歌詞です。

※歌に登場する少年は、かなり前向きで親孝行な少年として描かれていますので、この歌くらいの時代だとヤングケアラーは問題視する程の事ではなかったようにも思えます。とても素敵な歌なので良かったら聴いてみてください。

 

②何が問題なのか

日常的に家族の世話や家事を行っている子ども達、とだけ聞くと・・・

「あ~しっかりした子たちだな。」

「家族思いの良い子たち。」

って思う人もいるかもしれませんね。

 

そういう声に対して否定することは一切ありませんし、前向きに取り組む子どもが一定数いる事も確かです。

 

ただ、明らかに「大きな問題」2つあります。

 

 

1つ目は、家族の世話や家事を日常的に行うべきはずの大人が、周りにいないという事です。

 

より具体的な例を挙げると
親が、毎日昼間からお酒を飲んでパチンコばかりしてるから頼れない為、代わりに幼い弟と妹の世話や家事を行っている。

 

と聞くと、「その家庭は異常じゃない?」と思う方も一気に多くなるかと思います。

 

また、そういったことが原因で

  • 学校へ行く時間がなく、成績不振や欠席が続いてしまう。
  • 就職先の範囲を狭めてしまう。
  • 将来の夢や希望が持てない。
  • 友達との時間が作れない。
  • 不健康な心身状態になる。

といった問題が、子ども達に容赦なく降ってきます。

 

 

2つ目は、彼らに「ヤングケアラー」である自覚が少ない事です。

令和2年度の厚生労働省による実態調査によると、中学生の17人に1人はヤングケアラーだと言われています。
クラスに2人存在すると思うと、数は決して少なくありませんよね。

 

そして、自分がヤングケアラーだという自覚がある子どもは約2%しかいません。

 

単純に考えると、ヤングケアラー100人中98人は自覚がないという事です。

 

「自覚がない」という子どもは、この状況が当たり前だと考える傾向にあります。

するとどうなるのか・・・

  • 誰かに相談するという考えが思いつかない。
  • 心と体の不調の原因に気づきにくい。
  • 友人からの理解が得られず、孤立してしまう。
  • 家庭から離れるべき危険な状況でも離れられない。

といった事につながる恐れがあります。

もちろん必ずそうなるとは限りませんが、上記のような状況に陥ってしまうと相当な負担を背負う事になります。

 

正直、現在30歳の私でもその状況になると、体も壊すし心もおかしくなるだろうなと思ってしまいます・・・

2.私たちにできること

①ヤングケアラーについて知っておく
この記事は、他の情報以上に専門用語をわざと少なくしてるので、読んでいただければ理解しやすいかと思います。
②見守っているという態度を示す
「私はあなたの味方ですよ。」という態度で接する事を意識するだけでも構いません。ひょっとしたらポロっと話してくれるかもしれませんよ?
③無理に話を聞かない
ヤングケアラーの子たちが必ず支援を欲しているとは限りません。それが彼らにとっての幸せである可能性も大いにあります。ですので、無理やり話をさせようとはしないでください。あくまで軽く聞いてみて、話してくれたら一生懸命聞いてあげるというスタンスで十分です。
④相談先を把握しておく
児童相談所」、「24時間子供SOSダイヤル」、「子供の人権110番」といった相談窓口があります。電話番号などを私が情報として提供しても良いのですが、それよりもあなた自身が直接調べてみることをお勧めします。その方が絶対にヤングケアラーの事が理解できて良いですよ♪
 

3.まとめ

①ヤングケアラーとは、本来大人がするはずの家族の世話や家事を担っている10代の子どもたち。

②1980年代から話題に挙がっている通り、慢性化した社会問題。

③中学生の17人に1人はヤングケアラーで、ヤングケアラーの2%は「自覚がない」

④心と体に問題が起きる可能性がある。

⑤相談出来る場所の把握や見守りなど、私たちに出来ることはちゃんとある。積極的に調べてみましょう。

 
 
最後まで読んでくださった方々には感謝申し上げます。
この記事がヤングケアラー問題に少しでも貢献できることを願って、今回は終わりたいと思います。
 
ではまたお会いしましょう♪♪
子ども達の未来が明るく良いものとなりますように。